自分でお灸をしたい方へ!お灸を使ったセルフケアの方法

最近、テレビや雑誌、書籍、インターネットなどでお灸が取り上げられることが増えてきました。そのような情報に触れて、自分でお灸を使ったセルフケアをしてみたいけれど、お灸は熱そう、やけどの痕が残りそう、においがつくんじゃないのといった不安や疑問を持たれている方も多いと思います。

お灸は熱さを我慢しなくても、心地よい温かさを感じる程度で身体はしっかりと反応します。また、現在市販されているお灸は、台座灸や温筒灸と呼ばれる形のもので、もぐさが直接肌に触れることがなく、正しく使うとほとんどやけどをすることはありません。さらに、最近は煙やにおいの少ないタイプのお灸が出てきています。

ここでは、セルフケアで使用するときにおすすめのお灸や、お灸をするときのコツなどについて説明します。お灸でセルフケアをするときに、参考にしてください。

セルフケアで使用するときにおすすめのお灸

現在、薬局などでいろいろなタイプのお灸が販売されています。その中でもせんねん灸に代表されるような台座灸は、台座の上にもぐさが乗っている構造になっています。このような台座灸は、もぐさが肌に直接触れないので、やけどをしにくくなっているのでおすすめです。

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台座灸は一般に、台座の底がシールになっていて、薄紙をはがすと肌に貼り付けることができるので手軽に使用できます。また、台座の下に糊がついていて、その糊を水で濡らして肌に貼り付けるタイプのお灸もあります。どちらのタイプのお灸でもお好みに応じて選んでいただければよいと思います。

次に、お灸の煙やにおいについてですが、もぐさを燃やすとそれなりの煙とにおいが出ます。お部屋が煙たくなったり、髪や衣服ににおいがつくのが嫌だという方もいらっしゃると思います。最近は、炭化もぐさといって、炭化させたもぐさを使用したお灸が出てきています。例えば、せんねん灸の奇跡やカマヤミニスモークレスなどです。このタイプのお灸は煙やにおいがとても少ないので、煙やにおいが気になる方におすすめです。

また、市販されているお灸の温度は、ホワッと温かいものからピリピリ熱いものまで、いろいろなものがあります。最初は温度の低いもの(例えば、せんねん灸ではソフトきゅう竹生島など)から試していって、自分に合った温度のお灸に変えていけばよいと思います。

お灸をするときのコツ

どこにお灸をするのか?

最近は、症状別にツボが説明されているインターネットサイトや書籍が数多くあります。それらの情報を参考にお灸をする場所を決めていけばよいと思います。
また、一般に顔面や化膿しやすいところ、ケガや傷があるところへの施灸は避けてください。

日常のセルフケアにおすすめのツボは、こちらで紹介しています。

お灸を日々のセルフケアに取り入れているけれど、特に気になる症状がないときに、どのようにすればよいのか迷っておられる方もいると思います。そのときは、気血を充実させて、気血の巡りを促進するツボを使って未病を治すようなケアをしましょう。

いつお灸をするのか?

食事やお風呂の前後、30分~1時間は施灸を避けてください。その他の時間であれば、いつ施灸しても構いません。火を使うので、ゆっくりと落ち着いて時間がとれるときがいいですね。

どれぐらいお灸をするのか?

最初は、1~3カ所のツボに各1個から始めてください。お灸が燃えている間に熱く感じてきたら、お灸を取り外す、または移動させてください。熱さを我慢しすぎるとやけどをする場合があります。お灸は、熱ければ熱いほど効果があるものでもありません。温かさを感じる程度でも、人間の身体は反応します。

お灸に慣れてきて、お灸に対する自分のからだの反応がわかってきたら、使用するツボの数を増やしてもよいと思います。また、同じツボにお灸を複数回してもよいと思います。お灸を複数回するときは、心地よい温かさになるように回数を調節してください。

お灸をするときに注意すること

お灸は、温度が高くなるほど、また回数が多くなるほど、刺激量が多くなります。お灸による刺激量が身体の許容量を超えると、全身倦怠感、疲労感、脱力感のような灸あたりという症状が施灸直後または翌日から出ることがあります。身体の許容量は、その日の体調や季節などによって変化するので、身体の調子をみながら刺激量を調節することが大切です。

まとめ

  • 台座灸を使うと手軽にお灸でセルフケアができる。
  • 最初は刺激の弱い施灸方法(低い温度、少ない個数)から試して、徐々に刺激量を調節する。
  • 刺激量の調節によって、やけどや灸あたりを防ぐことができる。

ぜひ、みなさんもお灸を使ったセルフケアに挑戦してみてください!

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