カラダをケアするためにツボを使ってみたいけれども、ケアをする時間がない方やケアの方法がわからないという方も多いと思います。また、治療に行く時間が取れないという方もいらっしゃると思います。
ここでは、日常生活で気軽にできるツボの刺激方法について説明しますので、参考にしてください。
ツボとは?
ツボ(経穴)とは、主として経絡上に存在して、ココロやカラダの調子が悪いときに反応を表す点であり、また治療点となるカラダの部分のことです。つまり、不調のときの反応点であり、診断点であり、治療点であるものがツボです。
日常のセルフケアにおススメのツボは、足三里、合谷、太衝です。詳しくはこちらを参照してください。
ツボの刺激方法
まず、最初に日常でも気軽にできる刺激方法について説明します。その後、もう少し本格的な刺激方法について説明します。
気軽にできる刺激方法
ここでは、自分の指や身の回りにある道具を使って、ツボを刺激する方法を説明します。これなら、日常生活で気軽に利用できると思います。
自分の指で刺激する
一番簡単に刺激する方法は、自分の指を使った刺激方法です。なでたり、もんだり、押したりする方法がよいでしょう。
押すときの基本は、皮膚の表面に対して垂直に押すことです。
強く刺激する方が効果的と思われがちですが、軽く刺激するだけもカラダは反応します。心地よいくらいの刺激にするようにしてください。
爪楊枝で刺激する
爪楊枝を輪ゴムで数本束ねて、ツボを刺激します。
上の写真では7本の爪楊枝を束ねています。本数を減らすほど刺激が強く、本数を増やすほど刺激が穏やかになります。ご自身で適当な本数を見つけてみてください。私は7本でおススメしています。
また、刺激するときは、肌を傷つけない程度にしてください。
ドライヤーやシャワーで温める
ドライヤーや少し熱めのシャワーでツボを温めるという方法もあります。お風呂に入っているときや、少し時間が取れるときなどに活用してみてください。
刺激するときはやけどに注意して、肌が少し赤くなるくらいがいいですね。
もうすこし本格的に刺激したいとき
お灸でセルフケア
お灸を使ってツボを刺激する方法もあります。お灸は薬局などで手軽に購入することができます。
お灸を使ったセルフケアは、こちらを参考にしてください。
鍼灸院で治療
自分でケアするのではなく、誰かにやってもらいたいという方もいらっしゃると思います。また、どのようなツボを使っていいのかわからないときもあると思います。そのときは、鍼灸院で治療を受けてください。
鍼灸師は、東洋医学やツボについていろいろな知識を持っているので、適切な治療や説明を受けられます。
もちろん当院でも治療致します。
まとめ
- 指、爪楊枝、ドライヤー、シャワーなどを利用して、日常生活で気軽にツボを刺激できる。
- もう少し本格的に刺激したいときは、お灸でのセルフケアや鍼灸院での治療を利用する。
ぜひ、日常にツボを使ったケアを取り入れてください。