近年、非常に気温の高い夏が続いています。太陽の光が皮膚にあたると、痛い感じもします。
熱中症を防ぐために、私が学んだことや、実行していることを書いておきます。
知っておくこと
気温より湿度に注意
気温が高いと熱中症になる危険性が上がります。しかし、気温よりも湿度の方が要因として大きいことをご存知でしょうか?
暑いとき、人間の身体は汗をかいて、その汗が蒸発することによって体温を下げます。このとき、湿度が高いと汗が蒸発にくくなります。
すると、体温を十分に下げることができず、身体に熱がこもって、熱中症の症状が出ます。
このことをよく表している指標として、暑さ指数があります。
暑さ指数とは?
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)とは、 熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
環境省の熱中症予防情報サイトに詳しい情報があるので見てください。
暑さ指数は、気温、湿度、輻射熱などの数値に基づいて計算されます。これらの数値のうち、最も重視されるのが湿度で、約7割の影響があります。
暑さ指数が28℃を超えると熱中症患者の発生率が急上昇します。
環境省のサイトでは、暑さ指数の実況推定値と二日後までの予測値が掲載されているので見てみてください。天気予報で、気温だけでなく暑さ指数も紹介してくれればいいのにね。
汗をかくと、水分と塩分などのミネラルを失う
暑いと汗をかきますね。汗の99%は水です。
また、汗をなめるとしょっぱい、シャツなどに白いあとが残ることなどから、水以外の成分が汗に含まれていることがわかりますね。
これらは、塩、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、重炭酸イオンなどのミネラルなどです。これらのうち、大部分は塩です。
花王さんのサイトに汗の詳しい説明がありますので、参考にしてください。
このように、汗をかくと、水分や塩分が身体の外に出ていきます。
熱中症にならないための対策
では、熱中症にならないためにはどうすればいいのでしょうか?
水分と塩分の補給
汗をかいたら、汗をかいた分だけ水と塩を補給します。
私は水に少し塩を溶かして飲んでいます。純粋な塩化ナトリウムではなく、にがりがちょっと入っている塩だと、塩以外のミネラルも補給できると思います。
日差しを避ける
外出するときは、できるだけ日陰を通るようにしています。
また、最近は、日差しを避けるために羽織る服などが手に入るので、このような服を利用しています。
暑さに慣れる
人間には、暑熱純化といって、暑さに適応する能力があります。
身体が暑さに順応すると、汗をかきやすくなり、汗による塩分の排出が減ります。
春先から徐々に暑さに慣れていくのがいいですね。最近は、春が短くて急激に暑くなることも多いので、なかなか難しいです。
まとめ
熱中症について、セミナーなどで学んだことや、自分が実際に実行していることなどを書きました。
水分と塩分を補給することが最も重要だと思います。
参考にしてください。